あわい

 

研修で高松に来ています。

 

目的は研修であるとはいえ、少しだけ地元に帰省をさせてもらっているような気持ちがして、ちょっとうれしいなあと思ってます。

 

お昼にはみんなでかけうどんを食べました。

おいしかったなあ。

 

 

 

ふるさとにかえってきたときの、「あ、かえってきたなあ」と思う感じって、なんだかうれしい心地よさを感じている瞬間だなあ、といつも思います。

 

生まれ育った川に戻された淡水魚が、水に滑り込んだ瞬間、ずっとここで生きていたかのように、すいすいと泳いでいくような。

 

水が合うという慣用句がありますが、まさにそのことばに言い表せられる場面なのだと思います。

 

そんな感覚を持てる場所が、自分にあるということも、すごくしあわせなことだから、なおのこと特別な気持ちになるのかもしれません。

 

 

いまは、2日目の研修前、ホテルのチェックアウトを済ませてから、高松駅前ですこし外で時間を潰しているところです。

 

ベンチに座っていると聞こえてくる、見知らぬ人の何気ない会話が、ふるさとの言葉であふれていて、なんだか湯船に浸かっているみたいに、ふわっと心が緩まる気がしました。

 

心の中には川に泳ぐ魚がいて、聞こえてくる言葉には湯船のあたたかさを感じる。

 

なんだか水に揺れる例えばかりでてくるのは、駅のすぐ近くから吹く海風がとても心地よいからかなあ。

 

そんな、詩のようなことを書きたくなるのも、ふるさとにかえってきたことに、心が浮かれているからです。たぶん。